鯛の浦港を出て一時間。船は長崎港へ向けて大海原を走る。海の向こうにはぼんやりと西彼半島が見えてきた。
波は穏やかで快適な船旅だ。
鯛の浦港ターミナルで新上五島町長と出会う。日帰りの出張が多いとのこと。10月のコンサートでのメッセージをお願いし快諾を得た。コンサートの雰囲気を壊したくない、とは嬉しい町長のお気遣いだ。演出の力で何とかしたいものだ。
私自身の「地域の歌作り」を広げて行くためにもコンサートを成功させなければならない。
単なるスローガンではなく、本当に新上五島町が「歌びとたちの島」と呼ばれ、島びとたちの笑顔が満ち溢れるようにしたいものだ。
いろいろと取り組むべきことが多く、頭の切り替えが大いに必要だが、当面は中学校への訪問コンサートが控えている。「ひまわり」の数少ない公演だが、百パーセントの力を発揮していただけるよう頑張るのみだ。
そしてもうひとつは、ブルーベリーの方だ。このところレコーディング等で畑には足を運べていないが、近いうちに訪れ、声を掛けたいと思う。